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全国ネット第47回大会に参加しました

令和元年12月7日、8日の二日間にわたり、第47回欠陥住宅全国連絡協議会が神戸市にて開催されました。


広島欠陥住宅研究会からも弁護士6名、建築士2名が参加しました。

大会1日目は、「阪神淡路大震災25年目の総括」「マンションの瑕疵紛争における問題」との二つの大テーマについて講演や報告がありました。

欠陥住宅全国ネットが阪神淡路大震災を一つのきっかけとして結成された団体ですので、25年目をしっかり総括し、今後活動の範囲をより広げていく方向で議論がありました。


大会2日目は「建築訴訟における立証責任 その2」とのテーマで、建築技術や情報に劣る消費者側から業者側に立証責任を転換すべき根拠について、村田敦弁護士から報告がありました。その後、前回の協議会以降、各ネットが獲得した勝訴事案について報告がありました。建築訴訟を担当するとどうしても資料が業者側に偏っており、「分からないこと」を理由に不利になる場面も多く、そのような時に裁判所を説得する基本的な原理について改めて深く分析された内容は広島でも活用できそうです。

研究会としては、今回の全国大会で得た知識を活かしながら「建物の欠陥問題」にかかわらず、広く、建物や宅地の安全性の問題に取り組んでいきたいと考えております。

神戸の街はルミナリエで大変賑わっていました。



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