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全国ネット第44回大会に参加しました


平成30年6月2日・3日、第44回欠陥住宅被害全国連絡協議会が京都市において開催され、広島欠陥住宅研究会からも8名が参加しました。

大会1日目は、国交省担当局より新たに導入されている中古住宅売買の際の建物現況調査制度等について説明がありました。 また、120年ぶりとなる民法大改正法案が昨年6月に公布され平成32年に施行予定ですが、法制審議会の委員で民法改正に携わられた京都大学の潮見佳男教授より「民法の改正と売買・請負契約法」と題してご講演いただきました。 本講演は、事前に全国ネットから想定事例と質問を潮見教授に送付しており、これに回答するという形式での講演でしたので、具体的な欠陥住宅紛争の事案処理において改正民法がどのように解釈適用されるのか、実践的な内容となり大変勉強になりました。

大会2日目は、最近マスコミ報道でも取り上げられているマンション外壁タイルの剥離剥落について、昨年大阪地方裁判所の裁判官が発表された論文を題材に、議論を交わしました。

潮見佳男教授が講演中、「改正民法を活かすも殺すも実務家次第」と仰っておられましたが、全国ネット、広島欠陥住宅研究会もこれまで勝ちとってきた救済法理が後退しないよう、そして、改正民法のもと益々救済の道が開かれていくように活動を行っていきたいと思います。


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